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LEDと無電極ランプ(LVD)、水銀灯を徹底比較

LEDとLVD(無電極ランプ)を徹底比較してみました

LEDとLVD(無電極ランプ)の比較をすることで最適な省エネ照明を選べる

ここでは、LED照明と無電極ランプ(LVD照明)の製品比較をしてみます。一般的なデータを元に比較していますので、設置現場に応じてLEDと無電極ランプ(LVD)のどちらの照明が適しているかの参考にしてください。

実際に設置する際には各製品の詳細スペックを確認することをお勧めします。



比較項目 LED 無電極ランプ(LVD)
名称

Light Emitting Diode
LED照明

Low Voltage Discharge
LVD照明、無電極灯、無電極ランプ
特徴 発光ダイオードによる点発光。チップや素子の並べ方で様々な形状の照明にできることから、幅広い種類の照明器具に適用されている。

電極を持たないことから、消耗する部分が無く非常に長寿命。メンテナンスが困難な場所の照明、高い出力を求められる照明として需要が高まっている。

開発の
経緯

1996年に最初の白色の発光に成功してから、一般の照明器具への適用が研究され現在に至るまでに幅広い用途の照明に適用されてきた。

1884年に発光原理が発見され、日本においては1990年に一般照明器具が実用化された。その後、様々な改善が行われながら非常に安定した品質の製品となった。
使用用途 小規模出力から中規模クラスの照明に適している。
家電製品の待機電源ランプのような超小型の照明から、テレビのバックライト、信号機、自動車のテールランプなどの特殊用途から、懐中電灯、蛍光灯、白熱電球などの一般照明の代替えとして幅広く使用されている。

中規模から高出力の照明に適している。
工業、商業、道路、トンネル、橋、農業、庭園などの高い出力を求められる照明に適用される。
水銀灯、ナトリウム灯、メタルハライド(メタハラ)などの高出力HID照明の代替えとして使用されている。 

経済性 白熱電球の代替照明製品は価格が落ち着いてきた物の、ま他の製品についてはだまだ価格が高く、投資回収が長期に渡ってしまう。 LED製品よりも価格が安いため、中規模から高出力の製品においては短年での初期投資回収が見込める。
省エネ率 白熱灯:1/8程度
蛍光灯 :45〜50%の削減率
水銀灯 :1/2〜1/3程度
水銀灯:1/3〜1/4の削減率
製品寿命 30,000〜50,000時間 50,000〜100,000時間
発光効率 40~80Lm/W

80Lm/W(効率が良い)

光量減少率 2,000時間で15%
2,000時間で5%以下
発熱温度
60〜80℃(発光面裏側での放熱装置が必要)
65〜80℃
動作環境温度 -20〜35℃
(製品によっては50℃程度まで対応できる)
-25〜50℃

点灯速度

 瞬時点灯  瞬時点灯
重量 出力が大きな製品になると非常に重くなる。 大出力の照明でも非常に軽い。
照射角度  60〜270度  360度の全面発光(既存の照明と同様)
光の特徴

非常に直進性が強く、直視はギラつきが強くまぶしさを感じる場合がある。
空間照度は高くないが直下の照度は高くなる 。
照度計による計測数値は高いので、手元の照度が欲しい場合などに有効。 

既存の照明のような目に優しい明りで、代替え照明とした場合も違和感が無い。
空間照度は上がるが、照度計の計測による直下の照度は高くない。 
しかし、瞳の瞳孔から入りやすい光のため、計測値に比べて非常に明るさを感じる。 




水銀灯の比較も含めた表はこちらのサイトをご覧ください。
水銀灯×LED×LVD 徹底比較



LED照明、無電極ランプ(LVD照明)ともに今までにない長寿命を実現すると共に、省エネ・省資源に貢献する経済的なランプです。

水銀灯に代表されるHID(High Intensity Discharge)高輝度放電灯はフィラメントの消耗・蒸発・断線が寿命の大きな要因ですが、それとともに時間経過による光量の減衰が大きく、そのためランプ交換サイクルが早くなります。

ちなみに水銀灯の光量減少率は2,000時間で45%、発熱温度は150〜300℃。

このサイトでは水銀灯やメタルハライドランプなどのHID照明の代替え省エネ節電照明として注目されているLED照明・無電極ランプ(LVD照明)のそれぞれの特徴や機能、効果を紹介します。




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