
蛍光灯型LED照明の危険!

一般蛍光灯安定器にそのままLED蛍光灯を入れる危険性
近年一般蛍光灯の安定器にそのまま設置できるLED蛍光灯が販売されております。
既設の蛍光灯の安定器はほとんどの場合長期にわたり使用されているので、どれだけ劣化いるしているのか不明なままLED蛍光灯を設置すると大変危険です。
また既設の蛍光灯用安定器および器具は「蛍光管を発光させる為に設計」されておりLED蛍光灯を発光させる為の設計ではありませんので、取り付けるLED蛍光灯に、その問題をクリアするだけの機能を余分にもたせて対応する必要があります。
もちろんLED蛍光灯側(LED蛍光灯管内に内蔵)にも安定器が内蔵されているので、電流が2度も安定器を通ることになり無駄な電力と負荷が掛ります。
一般安定器を通すと不安定な理由
LED蛍光灯が発売された当初は、一般蛍光灯の安定器対応型が多くみられました。簡単に取り替えできることからお客様の受けもよかったのですが、LED照明自体が未熟で多くのトラブルがでました(点滅現象・数日で消灯)結論からいいますと蛍光灯の安定器は数え切れないほどの機種がでており、全ての安定器で実験するのは不可能だということです。データ不足というよりはデータの取りようがないということが現実です。本来であれば安定器を使用した年数や劣化状態ごとにLED蛍光灯を安全に使用できるのか、データが必要ですがそれも憶測で設計するしかありません。
交換しても数年後工事が必要
LED蛍光灯に交換しようとするお客様は、器具が古くなってきているからという理由がおおいのですが、工事をせずLED蛍光灯に差し替えても一般蛍光灯の安定器の寿命がくるとLED蛍光灯も消えてしまいます。結局その後の工事が必要となります。(点灯し続けるものは寿命を超えた安定器からの発火の危険性があります。直結対応品であれば必ず工事をしましょう。)
安全性と保証
使い古しの安定器にさらに設計外のLED蛍光灯を入れ使用すると、5年後や10年後どのようなトラブルがおこるか不明です。そのころには業者が販売を終了している可能性がたかいので、火災がおこっても購入者のメンテ不備となるでしょう。LED蛍光灯やLED照明は従来の照明とはまったく仕組みが違うものです。LED照明は100V~200V電源で使えるよう設計されておりLEDに内蔵されている安定器も照明として利用される前から実績があります。今あるものを利用しようとかではなく新しい照明を導入しようという意識が必要です。導入コストの前に安全第一をお考え下さい。
日本電球工業会
一般蛍光灯安定器にLED蛍光灯を挿入する危険性についての注意警告パンフレットが作られましたのでご案内致します内容はほぼ上記と同様でした。
他社製品の否定をしているわけではなく、無知ではすまされない重大な事故に繋がる可能性があることをご理解下さい。
直管型LEDランプ使用上の注意.PDF
ではどうしたらいいのでしょうか。
答えはもうお分かりですね。
電源別置型のLED蛍光灯を選んで、電源部(安定器)の交換をすることをお勧めします。
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